「暑い夏を乗りきりたい人、大集合!!!」
夏は陽気が極まる「生長」の時期。
植物が燦々と太陽を浴び、水を含んでぐんぐん伸びていくように、万物がどんどん成長して栄える季節です。
【夏の睡眠法】
・夜は遅く寝る。朝は日の出とともに早く起き日光を浴び陽気(エネルギー)を蓄えた方がよい。
…夏は気の量・流れも多いのが特徴です。カラダが熱を持つことが多く、クールダウンに時間がかかるので、夜は遅めでも大丈夫(常識の範疇で(笑))。
最近は暑さによって体内のエネルギー(気)と水が寝ている間に消耗しやすいので、早く起きて日光を浴び陽気を取り入れ、起きがけに温かい白湯(冷たいのはNG)を飲み水分を補給するのがコツになります。
1日の初めに補充を心がけるだけで、疲労感・回復力が違ってきます。
【夏の運動法】
朝、早く起きたら呼吸を調えたあと、軽めの運動で汗をかくこと。
…夏は気の流れ・量ともに多く、目覚めた時にもう充満している事がほとんどです。大切なのはその気をスムーズに回してから排出することです。
そのためには早朝に気を調え、午前中に汗をかくのがよい。順番としては早朝の呼吸法・瞑想、午前中のヨガや軽いジョグがオススメです。
自然の「気」のすべてが充満している夏ですが、溜め込む量に自分の器が負けてしまうと元も子もないので、疲れすぎには注意しましょう。
運動した後は必ず10〜30分の昼寝で体のクールダウン・休息も忘れずに。こうする事で夏の消耗しやすいカラダのエネルギーを補充できます。
【夏のメンタル安定法】
体内に満ちる気と流れを意識し、自分の感情の波を感じることでカラダはあなたに必要な事を語りかけてきます。
「心身一如」の法則通り、はやるココロを少し押さえ目にしてカラダの歯車とかみ合あわすと、あなたの気の渦が回り出します。
日の長さと暑さをウザがらず、物事にイライラせずに気持ちよく過ごしましょう。
【夏の活動方針】
夏の満開した花と同じく、体内の気(.エネルギー)を程よく発散させること。
…発散させる事。
花もなぜ夏に目一杯開くかというと、体内に蓄積された生命力(気)というエネルギーを排出しているとも言えます。
この季節、カラダが本来1番嫌がるのは中の加熱、つまり「詰め込み過ぎ」です。夏は体の内にも外にもエネルギーが充満しています。
その加熱にカラダが耐えられなくなり自分の器を燃やし出すと、暑気あたり、夏バテ、熱中症など諸々の体調不良が発生します。
なるべく積極的に体を動かして汗をかき、体内の熱を放散し、涼しい状態にたもつのがコツです。
【夏の呼吸法】
しっかり吐き切ってから、少し吸うこと。
夏に活発化するのが心の臓です。
この臓の特徴はその中に神(しん)を蔵し、五臓六腑の君主とも呼ばれ精神と拍動を司っています。(東洋医学の心…循環器系&中枢神経系)
そのため、夏の気を取り込み過ぎると加熱し、胸がドキドキし精神が疲労しやすくなります(心労がたたるとはこの状態を言う)。
呼吸法のコツとしてはしっかり吐き切ること。中に気を残さないような意識で呼吸してみてください。ちょうどよく補充されます。
【養生法の本質】
・水分をうまく補給しつつ、体内の陽気を適度に排出する。
…この季節の陽の気は、熱量が高く、ともすると焦げてしまいそうな激しい陽です。極端な話、取り込んで吐き出さないと体には熱毒になってしまいます。
夏の気は「溜めずに流す」ものと考え、効率よく排出することを優先します。
排熱するためには水に熱を乗せるのが1番手っ取り早いので、水分をしっかり補給し汗やおしっこで排熱しましょう(子どもの熱も汗とおしっこで治る)。
炎天下にジョギングすると急激に水分が失われ、逆に体に悪いので慣れてない人はムリしないように。
【夏におこるカラダの変化】
これらが春の「生長」に相応する自然な過ごし方です。これに背くと、夏に活動的になる心の気が破られます。
病気を生む展開は
6月、夜、窓を開けて寝冷え、風邪ひく&梅雨の湿気にやられて頭痛など神経痛。
↓
7月、熱くなるので冷たいものの常飲、お腹・カラダが冷える。
↓
8月、カラダが冷えきって食欲がないにも関わらず熱がこもり、肌にまとわりつく気持ち悪い汗をベッタリかく。
お盆過ぎの酷暑に耐え切れず夏バテ(ホントは梅雨バテ)発症。
…な流れでしょうかね。
【まとめ】
夏は熱い季節な反面、クーラーや冷たいものが美味しくなり、意外とカラダを冷やしやすい時期です。
カラダの冷えと熱がこもりやすいというギャップが作られやすい季節なので、カラダは冷やしすぎず、熱をうまく排出する事が大切になります。
それが5年後の健康を作るために大切なことです。
【引用:黄帝内経素問・四気調神大論2】
〜ここまで〜
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【P.P.S. 】
あなたも陰陽五行を学べば、
物事がこんな感じで見えてくる!
…かも(笑)